ラセンヤ スムースシルクインナー

私が全身のアトピーがひどかった時、
脇の下の炎症が特にひどく、
脇を閉じているとその浸出液で皮膚が張り付き、
腕を伸ばすたびに張り付いた皮膚が剥がれてまた浸出液が大量に出る
という不快感のループにはまり込んでいました。

その時に、浸出液で皮膚と皮膚がくっつかないように
レオタードのように脇の下にたるみのない、
ピタッとしたインナーはないかと探し回ったのですが、
そんな細かなニーズに応えるインナーなどある訳もなく
自分で脇の下に布をあてて紐で結んだり…と
何とか工夫して過ごしていました。

その後、この仕事を始めて
たくさんの肌トラブルの方と会っているうちに
私の脇の下の不快感エピソードに「分かる~」と言って
共感して下さる方が多い事に驚き、

“いつか、この取り残された超ニッチなニーズに
応えられるインナーを作りたい” と思ってきました。

そんな夢を抱き続けて十数年、
「ここだ!」と思えるシルク屋さんとついに出会いました。

そこで、りんやのお客様に
「ベージュと黒、インナーならどちらの色が欲しいですか?」
というアンケートをさせて頂いたところ
アンケートの結果はなんと、数票「黒」が多いだけでほぼ同数!

「やっぱり両方必要だよね~」という事で、
結局、ベージュも黒も作ってしまいました!

このシルクインナーは
「あなたのもう一枚の皮膚」がコンセプトです。

湿疹や炎症、カサカサの粉ふき状態や、
ジクジクと汁が出ているなど、

体を守っているはずの皮膚にトラブルがある時に、
その皮膚を守るベールのように着て頂きたいと思って作りました。

大きな特徴としては、
「脇」がピタッとしていること。

素材にシルクを選んだのは、
極限まで肌が悪化した時、
肌が受け入れたのがシルクだけだったからです。

肌に直接触れるのは、化繊は論外、
オーガニックであっても綿ではダメでした。
なぜ綿でもダメだったかというと、
普通の肌の状態なら全く分からないはずの
綿から少し出ている繊維すら肌にあたると痒みになったからです。

一番無害に思える綿すら着られず
途方に暮れていた時にシルクを着てみたら、
刺激が極端に減り
何とも言えない “救われた感” を感じたのを覚えています。

しかも、シルクの中でもある程度生地に厚みがないと
肌の熱を吸収出来ず熱がこもり過ぎてしまい、
結果しばらくすると痒みに繋がることがあるのも分かっていたので
思い通りのものを作れる今回は贅沢に厚手のシルクを使う事にしました。

他にも、縫い代を表にしたり、
タグを印刷にしたり、、、など、
こだわりが随所に施してあります。

悩んだのは、首まわりの開き具合です。

最近のファッションは肌の露出が
とても多い傾向が強いので、
それに合わせてインナーも
首まわりが広いものが多いのですが、

今回は、首まわりが露出出来ない人向けのインナーなので、
あえて守る範囲を広くしたくて首まわりを狭くしました。

鎖骨あたりも炎症がよく出る部位なので、
極力シルクに守ってもらうと安心ですね。

シルクは適度な保湿、除湿効果があるので、
着ている方が肌にいい素材です。

また、今までの経験からいくと
残念ながらジーンズの生地はとても肌に良くないようです。

なので、普段ジーンズで生活しているという人は、
レギンスを履いてからジーンズを履いて欲しくて
レギンスも作りました。

生地が厚手なので、夏には不向きですが、
肌寒い春、秋と冬本番に使って頂けると思います。

体にピタッとするようにかなりタイトに作ってありますので、
洋服サイズが9号ちょいくらいまでの方向けである事を
ご理解くださいね。

イメージや詳細は特集ページへ➡

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