わたしの出産、育児体験② ~予防接種について~

①からの更新に随分時間が経ってしまいました💧

 

「検診」に行かなかったという話で終わっていましたね。

 

検診に行きたくなかった主な懸案事項は、

 

① 予防接種の事
② 離乳食の事

 

です。

 

①も②も賛否両論がある事柄で、
きっといつまでもどちらが正しいという結論は
出ないのではないかと思う問題ですよね。

 

医療関係者でも意見が分かれるほどの難しい問題、
一般人の私にどちらが正しいのかなんて分かるはずがありません。

 

となると、結局は「調べて」「選ぶ」しかないということで、

 

まず本屋さんで
「予防接種へ行く前に」という本を買って読みました。

 

この本は本当にまさに私のように「打つか」「打たないか」
の岐路にポツンと立たされたママにうってつけの本でした。

 

基本、こういう本を読もうと思う人はすでに心の中に
「本当に予防接種って打っていいんだろうか???」という疑問が
渦巻いている人なので、
読んでしまうと9割くらいの人は「打たない」という結論を
出してしまうとは思うのですが、

 

この本では、厚生労働省が配布している
「予防接種と子どもの健康」という
パンフレットの本文をそのまま掲載し、
ひとつ、ひとつの事柄について、
“受けさせたい厚労省側” と “疑問を呈する側” の意見が
書かれています。

 

この “受けさせる側” と “受ける側” の違いというのが、
この本を開いてすぐのところに端的に書いてあるのですが、

 

「そうそう、まさにこれよね!」と超ガッテンしてしまいました。

 

『重篤な副作用が起こる可能性が0.001%だったとしても、
 自分の子供に起これば、それは100%』

 

なのです。

 

現在、子宮頸がんワクチンの副作用で辛い思いをされている方々も、
ワクチンを接種するまでは、副作用は可能性の話でしかなかったはずです。

 

なので、私もこの本の著者グループ同様
「0.001%なら安全」とは思わずに、
「リスクを承知で受ける必要があるのか?」という斜めな視点に立って考え、

 

そして、「予防接種は受けない」という選択をしました。

 

そんな私が乳児検診なんて行ったら、
絶対に保健師さんたちと意見が食い違うにきまっています。

 

もし、保健師さんがいい人だったりした場合、
うちの子を心配して下さって、
とても親身に「受けた方がこの子のためよ」と
優しく、諭すように説得されたら
優柔不断な私は、フラフラ~と受けてしまう危険性があり、
そうなると自分の優柔不断さを許せなくなると思ったので、
私自身が私の方針を貫き通すために、
“逃げる・避ける” という対策を取らせていただきました。

 

まだ10歳なので、結果ではありませんが、
今のところ日本脳炎にも、ポリオにも、百日咳にもかからず
問題なくここまで来ることはできています。

 

ただ、おたふく風邪や、水疱瘡は男の子なので
小さい内に免疫を獲得して欲しいので、
まわりのママ友に
「おたふく風邪と水疱瘡にかかったらすぐに教えて!
 うつりに行くから!」
とお願いしています。

 

たまに私と同じように「受けない」という選択をしたママから
「予防接種をしないと保育園に入らせてもらえないと聞いたので、
泣く泣く予防接種を受けた」という
話しを聞く事があるのですが、
うちの子が通った保育園も、幼稚園も、
「予防接種は?」と聞かれて
「受けていません」と答えたら
「そうですか~」
と、その後の会話も一切なく受け入れてもらえました。

 

自治体によってもその判断は違っているようです。

 

でも、一度だけ小児科の先生に
「予防接種を受けていない子供が病気を広めるんですよ」
と言われた事があります。

 

うちの子は、それまで病院に行った事がなかったのですが、
どうしても病院に行ってみたいとせがまれ、
大した風邪でもないのに病院に連れて行かされた時の事です。

 

待合室に予防接種に関する講演会のお知らせや、
予防接種を推進している団体に所属しているっぽい
ポスターが貼ってあったので
「おーやばい~」と思っていたら、
診察室に入るや否や、
息子の症状はそっちのけで
「予防接種は何で受けていないんですか?」と聞かれました。

 

問診票の予防接種に関する質問欄に
「受けていません」と書いたので、
ものすごく気になったのでしょうね。

 

お互いに正解が分からない問題について議論をしても
仕方がないと思っているので、
「私なりに調べて、任意でもあるし、打たない方向を選びました」と
伝えたのですが、

 

「予防接種を受けていない子供が病気を広めるんですよ。
 あなたはいいけど、周りの子の為でもありますから…」
と言われました。

 

喧嘩をする気はないので、
「そうなんですね~」と言って帰ってきたのですが、
予防接種が親の責任において受けるか受けないかを決めていい
任意接種になったのが1994年。
今年で23年目です。
本当に予防接種をしていない子が感染の元凶ならば、
昔のように強制接種に戻っているはずです。

 

私が出産したのが2006年。
この「予防接種へ行く前に」が出版されたのも2006年。

 

もし、この本がなかったら調べるのも一苦労だったと思うので、
本当にこの本を出版して下さった方達には感謝です。

 

それから10年経ってるわけですが、
この10年の間に予防接種について
他にどんな本が出版されているのか
サクッとネットで検索してみたところ、

 

「まちがいだらけの予防接種」
藤井俊介(著)

 

「効果がないどころか超有害! ワクチンの罠」
船瀬俊介(著)

 

「もうワクチンはやめなさい」
母里啓子(著)

 

などなど、
どの本もレビューを読むと賛否両論ありますが、
普通に生活していたら、肯定派の意見しか聞かない環境の中、
真っ向から反論している人たちの意見に耳を傾けてみるのも
必要な事だと思います。

 

予防接種を受けない事を選択して、
その代わりに気を付けていることは

 

「清潔にし過ぎない事」です。

 

ものすごく誤解を受けやすい表現ですが
重症にならない程度に下痢、嘔吐、発熱を経験しながら
大人になって欲しいなと思っています。

 

こう言えるのも、現代が快適で、
清潔になっているおかげなのですが、
“菌” を必要以上に怖がらないようにしています。

 

数年前に寄生虫の研究家で有名な
藤田紘一郎先生の講演会を聞いた時、
先生が、
娘さんから子供をアトピーにしない為にはどうしたらいいか?と
質問をされた時に

 

「落ちたものを食べさせる事」
「足の指を舐めさせる事」

 

とお答えになったというエピソードを聞いた時、

 

「よっしゃー!」とガッツポーズでした。

 

さすが藤田先生、足の指を舐めさせるなんて、
私はそこまで思いつきませんでしたが、
私もそのくらいの気持ちでうちの子が赤ちゃんの時に
色々なものをペロペロと舐めるのを
止めずに見守っていました。

 

でも、今まで一度も菌による下痢、嘔吐、発熱ってないんですよね。

 

うちの子が経験する未来には、
どんな脅威が待ち構えているか分からないので、
子どものうちに罹りやすい病気は、
罹りながら最強の免疫を獲得して欲しいなと
素人ながらに思う毎日でございます。

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