野性的に食べる

よく
「どんなものを食べてるんですか?」
とか、
「今でもお肉は食べてないんですか?」
というご質問を頂きます。

答えていると、途中から相手の方がため息混じりに「そうですか~、難しそうですね…」と仰ったりするので、逆にビックリしてしまう時があります。

どこでどう間違って伝わってしまったのか… (・・?)
多分、私の食べてるものが一番 “簡単”で“手抜き”だと思うのです。

私の食べているものは、
朝 : 食べない
昼 : サラダか、煮物か、ご飯と味噌汁、漬物
夜 : 12/10 鶏肉と野菜の鍋、
12/9 野菜を蒸したものと、塩で浅漬、煮物の残り
夜は炭水化物を食べない

こんな感じです。

これのどこが難しいのかを、よくよく周りの人にリサーチしてみたら、
名前のついていない料理を食べるという“感覚”そのものが掴みにくいのかも…
という意見が一番多かったので、そういう事なのかもしれません。

確かに私の場合は「料理を作る」というより、
「目の前の食材を食べたい形に変える」と表現した方が早いかもしれません。

例えば、我が家には毎週火曜日に愛しの農家さんから野菜の詰め合わせセットが送られてきます。
yasai.JPG
このセットで大体2500円くらいかな?
ということは、野菜代で月に1万円って事になりますが、それが安いか高いかは個人の価値観によるので
ここでは、置いといて~

この野菜達を見ながら何が作れるかを考える訳です。

最近、カメラの性能がいいのと、個人のセンスがアップしているので、普通の主婦のブログなのに「雑誌の切り抜きですか?」と思うような素敵な食卓の写真を目にすることが本当に多くなりました。
そんなのを見慣れているので、『オーガニックの野菜を調理する』と考えると、すごくオシャレなハーブとかスープストックなんかを上手に使いながら、ナチュラルで土の感じのする器に盛りつけて、ランチョンマットでもひいて食べないといけない…と思ってしまいがちですが、そんな事は全く必要はありません。

どちらかと言うと、大切なのは、いかにこの野菜たちの持っているイノチをそのまま貰えるか…って事です。
なので、本当は一番いいのは、ほとんど洗わず土がついたままの状態でかぶりつくこと。

でも流石にお皿の上に洗った人参がそのまま載っていたら家族に絶句されるので、
切ったら完成する『人参と赤カブのスティック野菜』で1品目。
(マヨネーズは使わず、私はインカインチとアップルビネガーとイノチの塩を混ぜたドレッシングか、イノチの塩のみをつけて食べます。)

2品目は、里芋の皮洗って蒸したら『きぬかつぎ』、火入れしていない生き醤油をつけて食べます。
3品目も必要なら、ブロッコリーか小松菜をさっと茹でたら完璧です。

サニーレタスや白菜でサラダも作れるし、
大根と人参でお味噌汁などなど、困ることはありません。

でも昔、主人と一緒に暮らし始めた頃、野菜セットを取って使い切れずに困っていた事もありました。
その時の事を思い出すとやはり「お料理」ってすごく大変な行為に思っていたような気がします。

いつもいつも同じ味では困るし、煮たり焼いたり、揚げたり、蒸したり・・・
様々な調味料を使って、様々な調理法でご飯を作っていくのがお料理なんだと、
そう言えば私も思っていました。

なのに、今では目の前の食材を
① 生で食べれるならなるべく生で
② 蒸すか煮る
③ スープにする
④ 炒める
この程度の加工で十分だと思っています。

そして、ほんの少量の塩とか味噌とか、お醤油をつけて食べるのですが、
なんせ畑から届いたばかりの野菜は、蒸しただけで “絶品” なのです。

本物の野菜の持つ なんとも言えない味は、蒸すと一番引き出されるような気がします。

「野菜を食べてないな~」という男性サラリーマンの方は、自然食品店で人参1本、もしくは里芋を少量買い、家に着いたら蒸してください。←電子レンジは不可!

そして、最初の一口は是非味をつけずに食べてみて下さいね。

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