添加物の問題は、添加物そのもののこともありますが、添加物を入れなきゃならない背景も問題です。
なぜ、添加物を入れるのか?
ですね。一言で言えば、
本物じゃないからです。
色を着けるのは、見た目をきれいにするためですよね。肌色っぽい明太子よりも赤い明太子の方が売れるからってことですね。
添加物で多いのは、ふわっとさせたり、ねっとりさせるものですね。食感です。
「や(わ)らか〜い」「ふぁっふぁっ」「濃厚〜💞」みたいな。
安い材料を少ない量で、満足させる技はすごいなと感じます。
それから、アミノ酸系。これは、旨味を出すわけですけど、直接的に旨味を感じさせるので、これに慣れると、味覚が退化します。
元々、味のしない材料に旨味をつけるわけですね。味の均一化のためにも、元々の材料には味がない方が作りやすいのです。
中国でダンボールを食べさせてられていた事件がありましたが、実際にダンボールからひき肉のようなものを作ったりするのは、技術的にはそれほど難しいことではありません。
防腐剤は、長く棚に置いておけるようにするためのものですが、棚に長くおけるからこそ、あれだけ大量の食品がスーパーには並べられているわけです。腐ることなく。経済上の問題でもありますね。
元々、大半が農民だったのに、これだけ多くの人が都市で働くようになったのですから、スーパーやコンビニのような店がなければ成り立ちません。
それはそれとして必要な機能かもしれません。ないと困りますよね。
ですが、その流通とは違う流通、食品があるわけです。それが、自然食品店だったりもしますし、生産者との直接取引きだったりもします。
添加物が身体に悪いから避ける…というよりも、添加物を必要としない食品が流通しているところを選択することで、本物を扱おうとする人達がやっていけるということを理解して欲しいです。
添加物は、本物に限りなく近い偽物を作れます。
食べてもいいけど、本物ではないということは理解しておいてくださいね。