アトピーと輪屋(りんや)~体質が変われば人生が変わる

妻がアトピーだったから、自然食品店を始めたわけではないんです。

ITバブルの中にいたら、足元のない感じが不安で仕方なくなって・・・人生の中で、一度、何だか、大根を売る・・・くらいの、ベタな生活をしておかないといけないんじゃないか?

33歳の頃に、なぜか、そう強く感じたわけです。そう考えると、絶対そうだ!と思わせるような出来事を引き起こしたりするわけで(笑)

たまたま、本当にたまたま、居抜きの店舗が自然食品店だったので、そのまま自然食品店を営むことになっただけなんです(笑)

本当に大根を売るようになった(笑)

潜在意識って凄いなーと心底思いましたよ。
妻から「(妻は)アトピーだ」とは聞いていましたが、それほど症状もなかったので、すっかり治っているものだと思っていました。

それが、お店をやることになって、準備が忙しくなってきた頃、妻のアトピーが大爆発を始めたんです。再発です。

ストレスが引き金でした。

オーガニックとは、真反対のジャンキーな生活を送っていた私は、

ビジネス書+自己啓発書+ポテチ+コーラ

オーガニック+スピリチュアル+菜食+お砂糖とさようなら

という、華麗な転身を、その半年間くらいで一気に成し遂げたのです(笑)

妻のアトピーを何とかしたい、本当にオーガニックやら、なんやらで治るんか??みたいな疑心暗鬼もありつつ、それでも天性の素直さ、思いきりのよさ、馬鹿さ加減を炸裂❗

妻の前に、まず自分が試す。

断食、瞑想、玄米菜食、マクロビ、ヴィーガン、フルータリアン・・・自然食品店をやっていたからこそできたことかもしれません。

当時は、お薬はもちろん、サプリメントすら、使いませんでした。”にわか”でしたけど、自然食品店をする・・・というのは、そういうことだ・・・と、何か覚悟のようなものがあったんですね。

ある時期は徹底した玄米菜食、ある時期は徹底したフルータリアン・・・みたいな。まったく肉を食べない時期も5~6年ありましたし、コンビニや外食からも遠さかっていた時期も長いです。

何せ新鮮な無農薬無化学肥料の野菜、調味料他オーガニック食材だらけ・・・それが、食べきれないほど売れ残ったりしましたから(笑) 他のものを食べる余裕もない!(金銭的にも)というのが正直なところではありました。

そうこうしているうちに、妻のアトピーが治る前に、自分の身体の癖がわかりだしました。断食すると、その期間中、体調が良くなるのですが、それは、日頃摂取している何らかの食べ物が何らかの身体の不調を生み出したりしているからです。

食べなければ好調。

断食を数度繰り返しているうちに、一時期、全く食欲がなくなって・・・でも、身体も心もスッキリ・・みたいな時期があって・・・周りから痩せすぎだから太って!!って、ある意味ボロクソに言われて、渋々、食べ始めたこともありました。

不食(食べないで生きていく)に向かえるほどの高い精神レベルではなかったので、たぶん危ない時期だったんだと思います。下手すると、完全な拒食で終わっていたかも・・・とは思っても、あの爽快感は捨てがたいものでもあります。水だけ1週間みたいな感じです。

ほにゃららファスティングではないので、安易にやると危険です。

(参考書は、幸田光雄先生の本でした)

断食をしてみるとわかるのですが、食べることで、身体の不調を生み出していることも多いのです。
断食をするというのは、原因を断つことですから、断食後の復食時に不調の原因を見つけ出さなければ、断食し損(笑)です。この辺は、すごく大事です。

(アレルギー性鼻炎と乳製品 ← 参考にどうぞ)

そういう(オーガニックにかこまれた)生活最初の3~4年は、いろんなものが出たり引いたり・・・自分まで、アトピーっぽくなったこともあります。アトピーじゃないけど、手指から、ボタボタと体液が出て痒くてたまらないとか・・・顔中に炎症がでたりとか・・

本格的にオーガニック生活に切り替えた方達からは、自分と同じような体験談をたくさん聞かせていただきました。

オーガニックにきりかえるのは、あわてずゆっくり、最初は調味料(塩・醤油・味噌・酢、砂糖は無くす)だけ切り替えることだと思います。

体質が変わる・・・というのは、ゴタゴタを過ぎなければあり得ないのです。だから、ゴタゴタを軽く済ませていく・・・慌てないことは非常に重要です。

自分が、そうやって試している間、妻も一緒に色々やったわけですが、
妻は、全身包帯ぐるぐる巻き、全身から体液吹き出し、固まり、くっつき、風呂に入って絶叫、夜は痒みで眠れず、明け方になってやっとこ眠る・・・そんなどん底が長かった・・

心当たりのある方も多いかもしれません。

ご自身か、周りの大事な人か・・・

ご本人はもちちろんですが、周りでお世話をする人の負担も大変なことですね。

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健康になることとアトピーが治ることは同じこと

さて、妻は、一つ一つの問題をクリアして、1~2年程で、普通に生活できるようになりました。全身に色素沈着が残りましたが、それも5~6年で、ほぼ消えました。その時に出会ったもの、使ったものは、お店でも販売をしながら、自然とアトピーの相談にのることも増えました。

妻がアトピーを治せるわけではないんです。

治すのは、その人の身体。その身体を信じられるかどうか?そして、自らを鑑みて、待ち続けてきた固定概念や習慣を、変えられるかどうか?

その後、妻は出産もしました。以前より身体が強くなりました。アトピー再発以前はアトピーの症状は出てなかったけれど、身体の密度が低いというか・・・エネルギーを感じないというか・・・

本当の意味で健康を得たのかもしれません。

もちろん、それ以後も浮き沈みはあるんですよ。太ったり、痩せたりも(笑)

でも、身体の根っこがある感じ。

これ、大事じゃないですか?

根っこ。

食べ物は、これを作ります。

そして、食は非常に個人的です。

誰にとっても、最高の食事法なんてない!ってことです。

人によってダメなものが違いますし、同じものを食べても反応が違ったりします。

本当に千差万別。

だから、本を読んでも、偉い人の話を聞いても、参考にしかてきません。

実践と観察あるのみです。

もちろん、その実践と観察の過程で、これを使ったら楽でした!というものは輪屋で扱っていますし、もう10年以上も前に書かれたものではありますけども、何かの役にたつかもしれません。「脱アトピー生活」として、まとめています。書いているのは、自分ではなくて、ゆう子です。

よかったら、読んでみてください。

それと、今はもうお店は無いんです。原発の事故以降、安全な食べ物って何かわかんなくなっちゃって、お客さんに得意な押し売りができなくなりました。

自分が、この人は絶対にコレ喜ぶ!役に立つ!と思ったら、どうしても無理矢理にでも!ってなっちゃうんです(苦笑)

一応、反省はしていますが・・・(笑)

とにかく、今は通販のみ。野菜とかの生ものは扱っていませんが、アトピーの方でも使えるもの(我が家で使うもの中心)を、多少、押し売り気味に販売しています(笑)

輪屋

http://www.rinya.jp/

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