考えると、中学生のころから、ものすごい量のフケとかあったんですよねー 時々。
そりゃ、不潔!なんて言われたくないから、朝シャンして、夜も洗って、とにかくきれいにしていたけれども、出てたな~
高校生になると、それに加えて、ディップでガッチリ固めたりしてたから、よくわからないというか、ディップの固まったものかなと思いながら、やっぱりフケかな、いやいや俺は清潔だから・・・みたいで、認めずにきていたような気がします。
顔にも、特に眉毛の間と鼻の脇にかゆい湿疹が時々出て来たりしていました。毎日、石鹸で脂分を落とせば、なんとかおさまってはいました。
大人になってからも、似たようなもので、時々、顔に出てきたら皮膚科でもらったやけによく効く塗り薬とか塗ってました。たぶんステロイドだったんだと思いますが、それで、問題なかったんだよね。
これが普通!でしたから。
今では、その湿疹や頭皮の異常は、薬を使わずに、食事などで自由自在にコントロールできます。わざと悪くすることもできます。
原因が特定できたので、正しく対処もできる・・・ということです。素晴らしいでしょ?!
まてよ・・・なんか変だ・・・と思ったのは、自然食品店を始めてからでした。
妻がアトピーで、そのアトピーを治すために、食事に注意したり、お薬を飲むのをやめたり、断食(ファスティング)してみたりにつきあっているうちに、妻よりも私のほうが化学薬品に弱いことや、食事の影響をモロに受けたりして、それまでの間、かなり身体に無理をさせてきたんだなーと気づいたりして…その中で、どうやら自分は、乳糖不耐だったり、脂漏性皮膚炎らしい・・・ということに気づいたわけです。
それで、妻が使っているものや食べているものを同じようにやってみたり、使ってみたりしているうちに、こりゃー、当たり前だけど、別物だ!と気づいたわけです。
アトピーと脂漏性皮膚炎は別物
なんです。
ここをごっちゃにすると、いつまでたっても楽になりません。
アトピーって本当に残酷なんですよね。かゆみとの闘いが特につらそうなんだけど、かゆいのを我慢せずに掻きむしると、むっちゃくちゃ気持ちいーらしいんですよ。
私はアトピーではありませんが、手の指先が、ボロボロになってかゆくてたまらなかった時に、(血だらけになるんだけど)がりがり掻きむしるとヨダレ垂らしちゃうくらい気持ちよかったことがあったんですね。
その時にアトピーちゃんの気持ちがちょこっとわかったような気がします。ちょこっとですけど。
そして、掻き毟った後は、血と体液の混ざった汁を垂れながら、痛みを感じながら、掻き毟った事を後悔するわけです。その循環たるや地獄ですよね。
それが、アトピーちゃんたちは、顔や首や全身に出るわけですから、想像を絶します。
その点、脂漏性皮膚炎は、ちょっと違います。
まず、アトピーほどの掻きむしりに走ることは少ないです。顔(眉毛の間とか、鼻の脇)がかゆいのですが、掻き毟ってもヨダレがでるような快感は得られません。ある意味、残念ですが、ちょこっと掻くと満足すると同時に、確実に悪化します。
脂漏性皮膚炎の痒みは浅いです。皮膚表面。アトピーは深いです。皮膚の奥の方。
脂漏性皮膚炎にはアトピーのような恍惚とするエクスタシーや自己嫌悪の入り混じった後悔はありません。
アトピーと脂漏性皮膚炎は、まったくの別物です。混合するケースもありますが、その場合は脂漏性皮膚炎のほうが、はるかにコントロールしやすいので、まずは、こちらから対処したほうが良いかも知れません。
アトピーの克服体験記で、保湿すべきか、乾燥させるべきか、で論争になったりしますが、脂漏性皮膚炎で保湿したほうがよいケースは少ないと思われます。肌にとって水分は絶対に必要ですから、健康な肌を取り戻すという意味では、保湿も大事です。
が、脂漏性皮膚炎の根っこはマラセチア菌ですから、そこに対処してから保湿ということじゃないかと思います。
乾燥させてアトピーが治ったという人は、アトピーというよりも脂漏性皮膚炎がメインだったと考えられます。
理由は、脂漏性皮膚炎にはマラセチアという菌(カビ?)が関与しているからです。
アトピーだと思っていても、脂漏性皮膚炎が混在しているケースもあります。
ステロイドを使用しているなら、その影響も考えなきゃなりません。
マラセチア菌<wikipedia>
マラセチアくんの好物は脂です。
となると、脂をとらなければいいんでしょ?!みたいな声が聞こえてきますが、事はそれほど単純でもなく・・・。
ここでも、やはり砂糖のことを書かなければなりません。本当に甘い罠だよね~砂糖って♪
危ないとわかっていても、つい近寄って痛い目に会うわけです。
Amazon.co.jp
(ものすごい高値で出てました。この本、誰かに貸したまま帰ってきてない・・・笑)
糖と脂は、身体にとってどちらもエネルギー源なわけですが、それぞれのエネルギーサイクルは別物になっていて、糖と脂が両方あるときは、糖を優先させることになります。
糖が余ると脂肪として蓄えられます。
脂肪を分解してエネルギー(脂肪酸)にするのは、糖が切れたときだけですから、いつも糖があるといつまで経っても脂肪を分解できないことになってしまいます。
ダイエットの話も同じ話をすることになりますが、断食をすると脂肪をエネルギーにしだすのでやせるということです(当時に筋肉から糖をつくったりもします。筋肉も落ちます。)。
もちろん、断食だけではなくて、脂肪酸を燃料にできれば、痩せたり、太りづらかったりするんです。炭水化物を摂らない人も増えていますが、これも脂肪酸をエネルギーにするサイクルを積極的に使うことになりますね。この場合に脂肪の摂取まで制限すると別の問題がでてきますが、このあたりは、また別の機会に書きたいと思います。
(絶食時のエネルギーサイクルの詳しいことはこちらで。
ヒェー!ってくらいややこしい。 http://hobab.fc2web.com/sub4-zesshoku.htm )
脂肪をスムーズに代謝するためにはビタミンB2が必要なのですが、甘いものを食べると糖分の分解のためにビタミンB2が消費され、皮脂の分泌量が増えるのです。
そもそも甘いものが余れば脂肪になるわけですから、甘いものを食べていれば脂肪もつくっちゃうわけです。皮脂も増えます。
そうなんです。
脂肪を摂らなくても、甘いものを食べただけで、皮脂の分泌量は増えるんです!!
まあぁ、考えてみたら、ポッチャリしている方の乾燥肌っていうのは、あんまり聞きませんね。むしろ、しっとりがじっとりになりそうなくらいじゃないですか?
ついでに、ビタミンB2不足になって、口内炎ができたり、目がシバシバしちゃう訳ですな。
さらに、ついでに申し上げておきますと、
抗生剤、精神安定剤、ステロイドホルモン、アルコールなどは、酵素を阻害したり、腸内細菌を減らしたりするため、ビタミンB2の欠乏(利用できない)の原因になります。
ビタミンB2が不足すると過酸化脂質の代謝もすすみません。
(詳しくはこちらで http://hobab.fc2web.com/sub4-vitamin.htm )
ということは、マラセチア菌をやっつけるために抗生剤を飲んで、ステロイドを塗って、いったん良くなったように感じても、身体のほうでは、ビタミンB2不足は間違いなく起こっているわけですし、甘いものや脂物をとれば、身体は不調になりますし、脂漏性皮膚炎もでやすくなります。悪循環です。
私個人の体験としまして、質の悪い脂を摂った時、甘い罠に引っかかった時は間違いなく悪化しますので、改善させたいときは、
まずは甘いものを外す、
次に質の悪い油(酸化した油。加熱するならココナッツオイルを利用してください。)をはずす
ってことが、身体の中から、まずできることですね。
ドーナツとか、いくら美味しくても最低です( ´(ェ)`)
マラセチアくんは常在菌ですから、完全抹殺する必要はないのですが、他の菌とバランスをとってもらわなきゃなりません。
そのために何をするか?なんですが・・
私の個人的な趣味で、薬は使いたくないのです。もちろん、今までの説明を理解していただいたうえで、薬物での治療を選択することは、まったく問題ないです。
ここから先は、私の個人的体験のシェアでしかないですから、信じ込まないで欲しいのですが、試してみる価値はあります。
↓以下、当時やっていたことを長々と書いておりましたが、なんとなんとなんと!!もっと手軽なもを、なんと自分達でつくってしまいました!!今は、それでお手軽に解決しています。
塗るというか、押し込む。肌に押し込む感じです。ゴシゴシこすったりしてはいけません。グッと押し込む感じです。
マラセチア菌は耳の中で繁殖することが多いんです。ワンちゃんなんかも、耳のマラセチア菌の話が多いので、顔と耳(穴の中まで、くぼんだところや裏側も。綿棒使います)、頭の中がひどければ、頭皮までやったほうがよいと思います。
マラセチア菌だけでなく、ステロイド軟膏とかを使用しているうちに、肌免疫力が落ちて、黄色ブドウ球菌とか白癬菌とかが蔓延ってしまうことがあります。
非常に厄介です。
そういう場合は、消毒が欠かせません。本来は、皮膚の常在菌が皮膚を守っているので、消毒とかはあまりお勧めしませんが、望まない菌にはびこられてしまったら、消毒は欠かせません。特に掻きむしるような状態の場合は、こまめに消毒することをお勧めします。
消毒する場合は、アルコールでは死なないものもいますし、普通の消毒液では皮膚自体を相当痛めてしまいますので、必ずこちらをお使いください。
↓
https://www.rinya.jp/goods/boutyu/2502.html
洗顔や洗髪についてですが、自分は基本的に石鹸は使いません。
石鹸が肌に残るほうが、圧倒的に嫌なんです。ましてやシャンプー、リンスになると、まず、使いません。
どんなに成分が良いとうたっていても、シャンプーやリンスを使う理由が見当たりません。
基本的に熱めのシャワー(45度前後)で、十分に脂汚れも含めて落とせます。
塩素は外しておかないと、肌はボロボロになっていくので、脱塩素剤と脱塩素シャワーは使用しています。
シャワーヘッドは、ビタミンCとかで脱塩素するものでは刺激があってダメです。
フィルター式のものを使ってください。
脱塩素剤は、うちは長年これですね。
どうしても石鹸を使いたいときは、元アトピーの妻もアトピー時代から愛用しているシリーズの練り石鹸を拝借しています。
あと、整髪料も使いたくないんですけど、髪は多少まとめたいので、これを使います。かゆみも抑えてくれますし、ある程度の整髪はできるので気に入ってます。ただ、脂漏性皮膚炎の改善になるというわけではないです。やはり、基本は食べ物とマラセチアくん対策です。
※ラセンヤフリードローションを頭皮に塗ってもかまいません。
以上です。私の場合は、石鹸も使わないし、オーガニックな環境が元々あるので、治りやすいということもあるかもしれません。
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