副腎疲労 アドレナル・ファティーグ

砂糖はやめろーやめろーと、しつこく言っていますが、それは中毒性があることが一番大きい理由です。際限なく摂れちゃいますからね。

減塩、減塩ともよくききますが、私は減塩にはあまり興味がありません。ちなみに私が塩と言っているのは、化学塩(99.9%が塩化ナトリウム)ではなく自然塩のことです。

なぜ、減塩に興味が無いかというと、基本的に塩分濃度は身体が調節するからです。

甘みは 脳 が 欲しがります。脳は身体が壊れても自分さえ気持ちよければいい!!というわがままな臓器です。

その点、身体は嘘をつきません身体が欲しがる物は、その時に身体に必要な物です。

身体に良いことは脳にも良いことです。

脳がそれに気付けば間違いなく健全にすごせますが、ほとんどの場合、気付かないです。 健康に関して人間の脳は賢いとはいえません 笑。

それはさておき、塩は食べ過ぎることがありません。

塩辛い物好きでも、スプーン一杯の塩を口に入れると吐き出します。

マジで、下手したら死にますからね、塩を砂糖のように食べたら。

それも、おそらく気持ち悪くて最悪な気分で

だから、塩はそう簡単に身体を壊すほどは摂れません

塩の取りすぎは気にしなくていいから、甘いものにだけには注意してください。

さて、砂糖中毒にはまると、血糖値は乱高下します。 →おい!さとう!参照

砂糖中毒にはまっている場合、炭水化物(糖分)を摂らなければ低血糖状態になってしまうわけですが、この砂糖中毒とは別に、低血糖を引き起こす、意外と知られていないけれど多くの人が当てはまる状態があります。

それは、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)
副腎・・・腎臓の上にあるチョコッとした臓器です。

副腎皮質ホルモンとかを分泌する、あの副腎ですね。

アトピーちゃんとかには馴染みのある言葉だとおもいますが、この副腎という臓器はストレスと戦う臓器なんですね。

いつもの様に端折ってお話しますが、

ストレスがかかると、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールは、体内の最も強力な抗炎症物質です。また、脂肪をエネルギーとして使えるように変換したり、肝臓に溜め込んだグリコーゲンや筋肉を分解して糖を作り出したりします。

空腹もストレスです。

腹が減ったのに食べられない・・・

そうなるとコルチゾールがドバっとでる。コルチゾールは次のような働きをします。

脂肪を脂肪酸に変えてエネルギーにする。←痩せる

肝臓に溜め込んでいたグリコーゲンを分解してエネルギーにする。
筋肉を糖に変えて(血糖値を上げる)エネルギーにする。←マッチョの敵。
同時に傷ついた組織や細胞を修復する。

アトピーの方とかは体験があるかもしれませんが、断食すると炎症が楽になりますよね。
断食すると、当たり前ですが痩せますよね。それらはコルチゾールの働きによるものです。

空腹の方が身体の回復が早い理由は、このあたりにあるようですね。

風邪をひいた時や大怪我をした時は、食欲がわかないものです。身体の修復のためにコルチゾールが大活躍します。食べないで寝ていれば一番治りが良いわけです。

ところが!です。もしも、コルチゾールが充分に出せなければどうなるでしょうか??

副腎疲労(アドレナルファティーグ)はストレスにさらされ続けた副腎が、疲れてしまって正常にホルモンを分泌できない状態です。

コルチゾールが足らなければ、下がった血糖値を上げることができなくなります。

健康な人は2、3日断食したところで、たいしたことはありません。むしろ、コルチゾールの影響もあり、身体が再生される感覚を得る場合も多いです。

ところが、副腎疲労がある場合は、1日と耐えられない・・・むしろ、危険なことですらあります。

血糖値を上げられないのですから、断食も無理をしてやったら本当に危険

です。

肝臓のグリコーゲン、筋肉、たまった脂肪からエネルギー(糖・脂肪酸)を作り出すことができるはずなのにコルチゾールが足らなくて作り出せない。仕方が無いから、甘いものを食べて血糖値を上げるわけです。

↑甘いものを止められない理由がこんなところにもありました。

畑で例えれば、有機物を分解する微生物がいなくなったようなものです。
仕方が無いので化学肥料を入れる。

↑わかる人が少ないでしょうけど、わかる人にはわかるよね!?

怪我が治りにくい、以前はなかったアレルギー反応、睡眠障害、感情の起伏、思考力や記憶力の低下・・・副腎疲労のせいかもしれません。

また、コルチゾールとは別に、副腎からはアルドステロンというホルモンも分泌されます。

体液の量やミネラルのバランスを調整するのですが、このホルモンが不足すると、ナトリウムが体外に流出してしまいます。ナトリウムが不足するとヤバイです。

最悪、死んじゃうこともあります。 それは極端ですが、疲労感、痙攣、昏睡くらいまでなら良くあることです。

しつこいですが、甘いものは食べなくても死にませんが、塩は死ぬことがあるんです。
熱中症も塩不足の可能性大です。

また、人間の身体にとっては、本当は空腹の時間を作る事が大切なんですが、この副腎疲労(アドレナル不ファティーグ)の人は、空腹を作ること自体が逆に危険になります。

強い空腹感を感じるところまでいってしまうと、どうしようもないほどのフラフラ感で、甘いものの力を借りなくては間に合わなくなってしまうからです。

また、炎症を抑えるのは良いとして、コルチゾールの影響で筋肉が落ちるのは人によっては困りますね。

この場合も同じく強い空腹を作ってしまうと、筋肉を糖に変えられてしまうおそれがありますね。

せっかく作り上げた筋肉が落ちちゃうわけです。

血糖値が安定し(低血糖症から離脱し)、スムーズにエネルギーとなりやすい中鎖脂肪酸(低温圧搾でもだめ?!参照)を積極的に摂るようにしていくことで、筋肉を落としてまで糖を作り出さずとも脂肪をエネルギーに効率よく変えていくことが可能です。

筋肉を落としたくない人と同じく、低血糖症、アドレナル・ファティーグの人にとっては、空腹は敵になりますね。

ですので、必然的に・・・ちびちび食べ(飲み)ですね。完全な空腹を作らないことです。

健康って人の状況によってちがうんです。万人にとって良い方法があるわけではないです。

ある人にとっては朝食は起きたらすぐ食べるくらい必要なこともあるし、ある人にとっては、1日に1食で充分すぎるくらいのこともあります。塩が多すぎる場合もあるし足らないこともあります。

今何が必要なのかは、身体が教えてくれるのですが、自分の身体からのメッセージを受け取れるようになるにはそれなりの経験?が必要にになります。

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では、具体的に何をしたらよいのか?

副腎疲労かもしれないと思ったら、下に書いたことを試してみてください。

朝起きたら塩水や味噌汁を摂って、塩分を補給してください。

砂糖(甘いもの)を止めてください。

昼寝も含めて、充分に睡眠をとってください。瞑想なども睡眠の一部です。

空腹を避けてみてください(急激にお腹一杯にならないように)

空腹を避けるために、ちびちび食べ(飲み)をしてみてください。

肝臓を休ませてあげたいので、添加物は避けて、アルコール、コーヒーも徐々に減らしてみてください。

下記の記事も参考にしてください。

それと、もう一つ。副腎はストレスの臓器だと言いましたが本当にそうなんです。

この副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)のきっかけは、多くの場合、身近な人との別れ、仕事や育児・家事でがんばりすぎ、人間関係などの精神的なストレスです。

この精神的ストレスを何とかしなければなりません。

実際には、精神的ストレスは出来事そのものではなく、その出来事をどう捕らえるかによって感じ方が違います。

物事の捉え方を作り直すことをリフレーミングなどと言いますが、非常に効果的です。

自己啓発的な作業も効果的だということです。

精神的なケアも含めて、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)の人がすべきことはわかっていただけたでしょうか?

あなたの身体の状態が、もしかしたらアドレナルファティーグかも・・・・というレベルであっても、おそらくそうだと仮定して取り組んでみてはいかがでしょうか?

仮に副腎疲労でなかったとしても、やってみて、悪いことが起こる可能性は、ほとんどありません。健康を損なうこともありません。

やってみると、どっちにしても今までに体験したことのない健康感を感じられるのではないかと思います♪

輪屋
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