痛くて触られるのも無理、横になっても痛くて、唯一痛くないのは、膝を直角に曲げて椅子に座って背筋を伸ばしている時だけ。
腰痛なのにどんだけ姿勢ええねん！ 笑
夜も布団に寝られず、ほとんど座って眠っていたような感じでした…
と言うか、一日の結構な時間、その姿勢で目をつぶって、ほぼ瞑想状態。
その中で面白いことに気がつきました。
痛い腰の、一体どこが、その痛みの元なのか？？目をつぶって痛みを追いかけてみると、最後の一点にまで追い詰めたところで、フッと痛みが消えるのです。
しばらく痛みがなく、ちょっと動いてみると、また痛みが出てくるので同じように痛みを追っかけて行くと最後の一点でフッと消える。
なんでもそうだけど、逃げているうちは追いかけてくるんだな。
見つめれば消える。
痛みも、嫌だと思う何かも、漠然としているままでは、いつまでも消えない。
でも、見つめれば消えます。直視すれば消えます。
面白いことに、腰痛を辿っていくと、私の場合、左の股関節で消えていきました。そのうち、痛いのは股関節からきているなーということが明確にわかってきました。
こうやっているだけで、随分痛みが楽になってきました。
それまで、ずーっと骨が痛いような気がして、もしかすると骨が砕けるんではないか？と思っていた痛みは、骨ではなくて、筋肉だったり筋だったりの過度の緊張からきているようだと感じるようになりました。
キネシオロジーを使って、心理的な側面を追っかけてみたりもしました。
腰が少し楽になったような気もしますが、それ以上に自分のことを、こんなに深く考えたこともありませんでした。
そういう意味で大事な時期だったような気がします。
そうそう、お風呂に浸かっている時も楽だったのですが、一度、お風呂の中で自己催眠が上手くはまってしまって、全身脱力というか硬直というか、とにかく動かなくなってしまって、あーこのまま沈んだら死ぬんだなーって冷静に感じたこともありました。
お風呂場は、そういう意味で危険です。
さて、その後、ものすごく大きなことがあったんです。
毎年、夏になると戸隠神社に行くことが通例だったのですが、その年は、何故かベビーカーで行ってしまったんです。
私はベビーカーが無いと支えがなくて歩けなかったのですが、途中から道が凸凹でベビーカーが進まなくなってしまったんです。
仕方がないので、抱っこすることにしました。今までなら、そんなことをしたら腰が砕ける！！と本気で思っていたので、絶対にしなかったのですが、骨ではなくて筋肉の痛みだと理解しだしていたので骨は砕けない！って自信がありました。
激痛覚悟で、抱っこしました。
痛いけど、できた。
歩いてみました。
痛いけど、歩けました。
抱っこして歩ける！
歩けるんだ！！
どうせ、ほとんどまともに歩けやしないんだから、万が一、これで歩けなくなっても大差ないや。砕けるなら砕けてみろ！って、腰に喧嘩をうったような気分でした。
勝ちました。
そこから、ぐいっと良くなったように思います。
背骨の歪みとかは結果で、背骨を曲げているのは周りの筋肉です。筋肉が意思に反して過緊張になったり、弛緩しすぎたりしているのです。
結局は、少なくとも自分の場合、腰痛の原因は心のことでした。嫌なことから逃げる手段として腰痛を引き起こしていた…と認めたくはないですが、認めざるを得ないなぁと思います。
脳が不必要な(脳にとっては必要な)指令を筋肉に出しているわけです。
心(脳)が痛みを作り出しているのです。
全ての人がそうだとは言いませんが、かなりの数の人がそうだと思います。
サーノ博士のヒーリングバッグペイン、心は何故腰痛を選ぶのかなどを代表する、腰痛は心(脳)の問題だ、という意見を支持します。
いや、腰痛に限らず、身体に起こることは怪我も含めて、心との関連は見逃せません。いい機会だと観念して、その機会を活かされたらよいのではないでしょうか？
その後、どんどん良くなって、日常生活は困らなくなりました。直立歩行できるようになりました。
その後も、キネシオロジーを利用した治療なんかを結構勉強しました。
ある時、キネシオロジーの結果では、クロレラを一日に30錠、1週間飲むというのが出て、よくわからないけど、始めてみたら、これが面白かった。
朝起きたら腰が軽いんですね！
そして、そのあくる日、これまた昨日より腰が軽いんです！
これで完璧！とおもっていたのですが、その明る日、またまた昨日より軽いんです。
昨日まで普通だと思っていたのが、普通じゃなかったわけです。
そんな感じが5日間くらい続きました。
クロレラは水銀のデトックスが目的でした。その時の診断としては、腰痛は慢性の水銀中毒！ということでした。
それ以後も、マグロとか大量に食べると腰が重くなります。嘘みたいですけど 笑
それと同時に少し気分が落ち込みます。
悲観的になるんです。面白いですよ。
ですので、時々、クロレラでデトックスしています。特に好きなお寿司を食べた後とかですね。
ここで、ほぼ腰痛との闘いは終わりました。
実際には、ここから筋トレに入っていく時に役に立ったものもあったのですが、それは治癒を超えたところなので、またの機会にお話しします。
今、腰痛に悩まされている方に伝えたいのは、レントゲンやMRIなどの結果は痛みとはあまり関係がない(そういうデータも探せばたくさん見つかります)ということです。
仮に手術をしたとしても痛みが消えない可能性もありますし、痛みがなくなったとしても再発必至です。原因を直視していない可能性が高いですから。
身体はメッセージを発しています。
何かに気がつけと言っています。
もしかしたら、勇気を持て！かもしれないし、人とのコミュニケーションのことかもしれません。
何にせよ、病気や怪我は自らが好んで引き起こしたものだと責任を全面的に引き受けることにチャレンジすることは、人生において、大きな財産を得ることになりうるということを覚えておいていただければと思います。
とはいえ、痛い時はそうも言っていられないんだけどね～ ^^;