ビールまで「糖質オフ」で売れるほど、糖質オフが一般的な言葉になりました。
なんでもそうですけど、正しく一般的になるものはなくて、一般的になったものは大衆に都合よく仕様変更(笑)されています。
ご多聞にもれず、糖質オフ も同様で、ご飯やパンを抜くこと…程度にまで、極端に仕様変更されてしまいました 笑
事件です。
本来の糖質オフ の 興味深いところは、
「人類は、糖質を一切摂らなくても生きていける」
ということだと思います。
糖質オフ は、流行なのではなくて、身体の機能を理解して、身体のコントール(特に脂肪)が可能になった一つの例だと思うんです。
アトピーが治るとしたら、治しても、改めてアトピーになれたら正解です。
アトピーに限らず、どこまでコントールできるのか?が理解の幅なんだろうと思います。わかっていたら、良くも悪くもできる。太るも痩せるも自在です。
ダイエットの話は多くの方が飛びつきますが、どうしても都合の良い部分だけを聞いて全体を理解しようとしません。
全体を理解していないから、ヘンテコリンなことや危ないことをしてしまいます。
そこまでなら、個人的なことですから構わないのですが、自分の不理解を脇に置いて、そのノウハウなりを否定するのは、非常に困ります。というか、世の中を混乱させ、余計にヘンテコリンな人が増えて、とんでもない結論を導き出します。
例えば、糖質オフダイエット。
「やったことがある」という人の中で、本当に充分に糖質をオフしていた人は稀です。その充分ではなかった方達が、今度は、糖質オフは危険だとかダメだとか言う。
糖質オフダイエットをしている方で、間違っていることが多いのは次の2点。
そもそも、糖質のことを理解していない。
(パンとかご飯を抜けばよい…くらいに考えている)
糖質を減らしただけで、脂肪もひかえたままだったりして、完全なカロリー不足を起こしている。
この場合、カロリーが足りないだけなので、減食と同じく痩せますが、筋肉も落ちます。筋肉が落ちると消費するカロリーも減りますから、普通の食事(糖質と脂肪を同時にとる)に戻せば同じように、それを繰り返せば繰り返すほど、急激にリバウンドします。若いうちは、まだ笑えますが、その調子で35歳……40歳……となってくると、健康も保てなくなります。
極端に言うと、糖質を減らした分のカロリーは脂質で補ってこそ、糖質オフダイエットが成り立つのです。
同じカロリーなのに、糖質をオフしてその分を脂肪で補うと身体の脂肪が落ちていきます。摂取する脂肪はココナッツオイルがオススメです(エネルギーとして使いやすい)。
また、一生やらなくても、落としたいなぁと思った時に、一定期間糖質オフダイエットするだけです。
人間の身体の働きを理解して、それを利用しているだけですので、本来はダイエットというのも変ですね。身体コントロールの一つです。
体調にあわせて食べ物や食べ方を変えるだけです。
ちなみに、糖質オフダイエットをして便秘気味になる方の場合は、水分不足も考えられます。水分はこまめにたっぷり摂ってくださいね。