単位面積あたりの生産量を増やすための品種改良、一人あたりの生産量を増やすための機械化、虫害を防ぐための農薬、品質の均一化のための化学肥料…
このような農業で作られる作物にお金を払っても、生産者に渡る金額は少なく、ほとんどが遺伝子組換えを含む種苗メーカー、農薬メーカー、肥料メーカーに渡ります。
莫大な金額です。
そして、環境は悪くなるばかりです。
では、そのようなメーカー抜きで、生産量が間に合うのかと言えば、間に合わない。
みんなが自家菜園でもして在来種を栽培し、種を採り…すれば良いのですが、驚いたことに、世界の流れは自家菜園の違法化です!
であれば、その手の農業には手を貸したくない。
私達が、スーパーフードの利用をすすめるのは、ただ単に健康に良いから…というだけではありません。
スーパーフードの中には、自生している作物がまだまだあるからです。海藻類も近いかもしれません。天然物の魚介類もですね。
これらの、農業とは遠いもの、自生のもの、天然のものは、単純に自然の恵みです。
我々が搾取せず、まっとうな金額を採取者に支払えば(本当のフェアトレード)、採取者も経済的に潤います。その利益は、自然の恵みが経済に換わるだけです。
自然環境を守るだけで、豊富に採れるものは、まだまだたくさんあります。
遺伝子組換えや農薬・化学肥料が必要な農業に頼らなくても良いライフスタイルを考えても良いのではないでしょうか?
自生のものを最優先に利用する。自然の恵みに感謝しつつ、環境を護る。できることは、そこからです。
これは、理想論なのでしょうか?
目を覚ませば、現実的なことだと、私達は信じています。